校長あいさつ

 4月7日に新任式、始業式、入学式を終え、相生中学校の平成29年度が無事スタートしました。152名の新入生を迎え、全校生徒487名での新たな船出です。満開の桜が2、3年生の進級と1年生の入学とを祝福してくれました。
 しかしながら、3月の下旬からこの日に至るまでの2週間は、心穏やかでない日の連続でした。年度末の整理と新年度の準備に追われてのことではありません。3月最終週に続いた雨と、その合間を縫って吹いた強い風とが、美しく咲いた桜の花びらを散らせてしまうのではないかと気をもんでいたからです。特に前日6日の強風には肝を冷やしました。
 それだけに、7日の朝、校庭を彩る桜の花びらを目にしたときには、誇張でなく全身を感動が駆け抜けました。風雨にさらされながらも必死に花を守り抜いた桜の強さに、畏敬の念が自然に湧いて出てきたのです。 

 その日から3週間が経ち、桜もすっかり葉桜となりました。4月7日の日には緊張を隠すことができなかった生徒たちの顔にも、ようやくほほえみが戻ってきました。桜は、今後、夏の焼け付くような日差しを浴び、秋風に葉を落とし、冬の寒さに耐えながら一年を過ごし、来年春には再び美しい花を見せてくれることでしょう。
 校内に立つ桜と同じように、生徒一人一人が明るく元気にたくましく春夏秋冬を送りながら、一年後にはそれぞれの花を美しく咲かせることができるよう、相生中学校の教職員は、保護者の皆様、地域の方々と手を携えて充実した教育活動を推進していきたいと思っています。

 一年間、どうぞよろしくお願いいたします。
                                                寺島 達也